• 導入事例

南九州市/私立園でのキッズコネクトサービス運用開始

鹿児島県南部に位置する南九州市では、私立保育園との月次請求等の業務を2021年4月より弊社Kids Connectサービスにて行っていただく予定です。本格導入に至る経緯などをご紹介させていただきます。

2021年4月から私立園でのKids Connectサービス運用開始

◆従来の課題

南九州市では現在19施設と月次給付金の請求業務や精算、処遇改善などをエクセルや紙などでやり取りを行っており、制度変更の理解、事務の負荷、業務の属人化などが課題となっておりました。

また,少人数で精度の高い業務を行うことや処遇改善・精算業務など特定の時期に負担が集中する現状を改善したく,事務負担が軽減可能なシステムを探しておりました。

本サービスについては、施設側の業務・自治体側の業務の負担軽減に貢献する見込みがあり、削減できた時間や人件費などをコロナ対応や保育サービスの向上などに振り分けられるよう、2021年4月から導入する予定です。

◆導入メリット

Kids Connectサービス導入により、南九州市では以下のメリットが見込まれます。

  • 公定価格等の制度更新対応や付随する請求フォーマット様式の変更対応
  • 誤請求軽減による施設側/自治体側の負荷軽減
  • 処遇改善など施設側/自治体とも運用の負荷がかかる業務の改善
  • FAX、メール、電話、郵送などの様々なコミュニケーション手段からキッズコネクトサービスをベースとしたやり取りのシンプル化など

◆施設側へのサービス導入説明会

2021年度から全施設での導入にむけ、全施設の方を対象とした導入説明会を開催させていただき説明を重ねて参りました。

参加された施設の方からは以下のアンケートをいただいております。

「エクセル入力は負荷があり、その作業時間が減れば良い。」
「市がICT化や事務効率の改善に取り組んでくださることがわかり、とてもありがたい。」
「様々な資料のファイルを出し、都度そのデータを使って書類作成・提出という、その流れ(手間)がなくなるのはありがたい。」
「システム導入により、事務手続がスムーズにできるのであればとても助かります。ただしコンピューターに詳しくないため、不安感もあります。」

※掲載のため一部の表現を変えております。

◆導入課題

個人情報を取り扱うため自治体側はLGWAN環境であることが必須であり、万が一の流出ミスもあってはならないことから、セキュリティ面のリスクを可能な限り減らしたいという課題がありました。
Kids Connectサービスでは自治体側はLGWAN環境でのサービス運用を構築しており、特許も取得しております。100%リスクを無くすことはできませんが、費用や運用負荷を考え、個人情報を掲載した運用でもクリアできるセキュリティレベルを備えつつ今後更に改良を実施し続けます。

引き続き南九州市と協力し、さらなる業務効率化及び質の向上を推進していきます。

※LGWAN-ASPサービスの提供
キッズコネクトサービスは、「自治体の保育事業に関わる業務支援システム」の電子申請・届出として、LGWAN-APS事業者(ASPコードA:A831114)となっております。
またLGWAN上での複数施設を繋ぐ給付金支援システムとしての特許も取得しており、技術的な優位性を備えております。

◆Kids Connectサービス概要

Kids Connectサービスは自治体と保育施設側の業務負荷軽減を目的とした給付金支援システムです。Webサービスとして月次給付金、精算、処遇改善、ダッシュボード機能を備えており、個人情報も取り扱うことからLGWAN-ASPサービスとしてのシステム構築を行っております。
自治体側からはLGWAN経由での利用、私立保育施設はインターネットを利用して業務を行うことができ、原則Webサービスで業務が行えるワンストップサービスとなります。

キッズコネクトとは?

取得認証および特許

  • 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC 27001」を取得
  • LGWAN(総合行政ネットワーク)環境の地方公共団体と、インターネット環境の施設を結び、給付・補助金等の手続きやデータ連携をシステム一元化することを可能にしたネットワーク構成の特許取得済【特許第6691996号】