• 実証事例

富士市/補助金・給付に関する業務効率化の実証事例

弊社は、2020年4月より補助金・給付に関わる業務効率化及び質の向上を目的とし、富士市と共同でモデル園3園を対象としたKids Connectサービスの実証実験を行ってまいりました。

この度、本実証実験を通して給付業務における業務量の削減と書類作成・チェック業務の品質向上を確認したことをお知らせします。 また、更なる業務負荷削減に向けて、2021年4月より、富士市の私立園全園を対象とした本格導入が決定いたしました。

実証概要

実証の背景 (全国的な社会課題)

現状、補助金・給付に関わる自治体様と幼保事業者様のやり取りは、エクセル、紙、メール、電話など、多岐にわたっており、様々な情報がバラバラなフォーマットで点在してしまっていることにより、アナログなやり取りが常態化しております。
加えて、毎年の制度変更にも対応する必要があり、自治体様、幼保事業者様の双方において、書類作成・チェック、算定誤りによる修正対応など、補助金・給付に関わる業務の量や難易度は年々増加してきております。
そのような課題を解決すべく、富士市とキッズコネクトは教育・保育に係る業務効率化及び質の向上を目的として、Kids Connectサービスの実証実験を実施いたしました。

実証内容

富士市様のモデル園3園を対象に、給付業務*に関するKids Connectサービスの導入効果の検証を実施いたしました。
*加算適用申請、月次請求、処遇改善、精算に関わる業務

実証期間

2020年4月~2021年3月

実証結果

この度、既存の給付業務と比較し、業務量の削減と書類作成・チェック業務の品質向上を見込むことができました。
また、更なる業務負荷軽減に向けて、2021年4月より、富士市の私立園全園を対象とした本格導入が決定いたしました。

今後の展開

引き続き、さらなる業務効率化及び質の向上を目指し、富士市と協力しつつ、以下のような取り組みを推進していきます。

  • 保育帳票作成業務の効率化及び質向上
  • 監査業務の効率化及び質向上
  • その他、保育現場のコミュニケーションに関わる業務の更なる効率化及び質向上

取得認証

  • 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO/IEC 27001」を取得
  • LGWAN(総合行政ネットワーク)環境の地方公共団体と、インターネット環境の施設を結び、給付・補助金等の手続きやデータ連携をシステム一元化することを可能にしたネットワーク構成の特許取得済【特許第6691996号】

◆Kids Connectサービス概要

キッズコネクトサービスは自治体と保育施設側の業務負荷軽減を目的とした給付金支援システムです。Webサービスとして月次給付金、精算、処遇改善、ダッシュボード機能を備えており、個人情報も取り扱うことからLGWAN-ASPサービスとしてのシステム構築を行っております。
自治体側からはLGWAN経由での利用、私立保育施設はインターネットを利用して業務を行うことができ、原則Webサービスで業務が行えるワンストップサービスとなります。

キッズコネクトとは?