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補助金の給付業務に関わる申請・承認処理を実行させるプログラムの特許を取得

2021.05.17

~保育施設と自治体のコミュニケーションをデジタル化、
補助金給付業務に関わる業務を支援~

 保育施設と自治体をつなぎ業務を一元化する自治体ICT「KidsConnect」および、保育施設と保護者をつなぐ保育ICT「KidsDiary」の開発・運用を行うキッズコネクト株式会社は、開発した「KidsConnect」において、保育施設と自治体における補助金の給付業務に関わる申請・承認処理を実行させるプログラムの特許を取得しました。

◆取得の背景

 保育園や幼稚園などの保育施設においては、自治体がこの運営に対し補助金を給付する制度を設けています。補助金給付の要件に従い保育施設では補助金給付書類を作成しますが、制度変更が毎年あるため、複雑な制度の理解や、保育業務を行いながら補助金給付の請求に必要な園、児童、職員の情報を正しく管理し請求業務を行うことは属人的な業務になってしまい、間違えや誤請求などが発生しやすく、この対応を行う現場にとって大きな負担となっていました。

 一方、自治体側でも新規入園対応や監査業務もあるなかでの給付業務は少人数で対応しており、保育施設の増加に伴うさらなる業務負荷も課題となっています。特に年度末に業務も集中することもあるため、一刻も早いデジタルトランスフォーメーション(DX)対応が求められておりました。

◆本発明により期待されること

 本発明では補助金の申請を行う施設側の申請装置と申請を受け付けて承認を行う自治体側の承認装置の処理を実行させるプログラム、関連する各種プログラムおよびネットワーク構成において特許を取得しました。その結果、LGWAN(総合行政ネットワーク)環境の自治体とインターネット環境の保育施設をセキュアに結び、補助金給付に関する手続きやデータ連携を一元化することで、保育施設や自治体の業務効率化を実現するとともに、制度変更への迅速な対応を可能にします。

 本発明についてキッズコネクトが保有する特許6691996号は、保育施設運営に係る補助金給付業務の必須技術をカバーした基本特許です。

▶︎「KidsConnect」に関する詳細はこちら

 キッズコネクトでは今後もICT により自治体・保育施設・保護者をつなぎ、子育て支援プラットフォームを推進することで、子育てに集中できる環境を創造していきたいと考えています。

◆特許について

発明の名称:「プログラム、補助金請求支援方法、申請側装置、承認側装置」
特 許 番 号:特許第6691996 号
登 録 日:令和2年4月15日
取 得 範 囲:(概要)

  • 補助金の申請を行う施設側の申請装置と申請を受け付けて承認を行う自治体側の承認装置の処理を実行させるプログラム
  • 申請装置からの申請情報や承認装置からの承認情報等は暗号化され、ファイヤーウォールを介してデータベースへ登録するプログラムであり、自治体側はLGWAN経由での承認確認を実施できる。
  • 取得した情報に基づいて、申請情報のエラー検出を実行させるプログラム